7pay
タイトルに “セブン-イレブンに思うこと” なんて書きましたが、実際は “7payに思うこと” と言った方が正しいかも知れません。
ある意味コンビニ界の絶対王者ともいえるセブン-イレブンにおいて、まさかあのような7payへの不正アクセスが行われるとは夢にも思いませんでした。
事実前年に始まったPayPayではサービスイン当初に不正アクセスによる犯罪行為が相当に問題となり、それを基にセキュリティが強化されたことが前例としてあったので、まさかその舌の根の乾かぬうちに同様の事象が発生するとは考えてもみなかったし、最初にそれを聞いたときには
『PayPayの件がなんにも活かされてないじゃん』
と正直思った。
評論家などが色々と考えられる理由について言っているので、あえてここでは不正アクセスの方法などに関して取り上げることはしませんが、同時にリリースされたファミペイがそのような問題を起こしていないことを考えると、セブン-イレブンとファミリーマートでは取り組み方そのものに違いがあったのかもしれません。
7payは必要か
これは7payやファイペイだけでなく、規模の大小問わず乱立するQRコード決済についての個人的な意見としては
『○○Payもう要らないよ』
という感じ。
だってPayPay、LINE Pay、楽天ペイに規模で勝てるところがあるとは思えないから。
中途半端(敢えてそう言うけど)に参入してサービス終了なんてことになった場合にはただただ利用者に迷惑を掛けるだけで何のメリットもない。
ところが一方でコンビニの○○Payに関しては違った意味を持っていて強力な動機が存在する。
所謂 “囲い込み” というヤツである。
よくよく考えてみて下さいよ、nanacoもそうだけど7payにチャージしたお金は “セブン-イレブンで利用することを宿命づけられている” のです。
先のPayPay、LINE Pay、楽天ペイなどは利用できる店舗ならどこでも自由に使えるけれど7payやファミペイなどはそこでしか使えないので、他社コンビニを利用する機会を減らして自社の利用を促す効果があることは明白だ。
あともう一つの側面として顧客データの獲得も大きなメリットであろう。
その昔からレジで性別や年齢層を打ち込むなんてのはよく言われているが、この○○Payを導入することで消費動向やその他のデータを自動的に取り込むことが出来るので、特にファミリーマートなどはTポイント陣営と若干距離を取りつつある昨今、自前でのシステム構築は念願かなってというところではないかと推察する。
個人的推測
話をセブン-イレブンに戻そう。
ここからはあくまで推測でしかないので私の妄言として受け取って貰って結構なのだが、そもそも不正アクセスに関して記者会見を行った際に主立って話していたのは株式会社セブン・ペイの社長であったことがちょっと引っ掛かった。
株式会社セブン-イレブン・ジャパンの中にあるQR決済の責任部署ではなくて別の会社であるということに。(もちろん傘下の企業であることは当然だろうが)
これを見て思ったのは今回のQRコード決済に関してはセブン-イレブン・ジャパン内での直系事業ではなくて、あくまで傍流の関連会社案件でしかないのではと感じた。(ファミリーマートがどういった形態で運営しているかは知らないけど)
またセブン・ペイ社の社長による会見で二段階認証も知らなかったことがメディア等で大々的に取り上げられており、実務で汗を流した方々には言いにくいのだが、特に役員・経営層などはセブン-イレブン・ジャパンのメインストリームから外れて閑職に追いやられた方々なのではないのか、などと邪推してしまう。
ただ自分も人に使われる身として言いたいのはセブン・ペイ社のことではなくて、もしこのQRコード決済案件を本流は商品開発と店舗運営に忙しいので
『子会社にでもやらせておけ』
といった具合だったならはセブン-イレブン・ジャパン社として “起こるべくして起きた事件” と言わざるを得ないと思うし、なんだかんだ言ってもやっぱり今でも “セブン-イレブン by 鈴木敏文商店” なのかと感じてしまう。
まあそんなことは超一流上場企業である同社がわかっていない訳はないでしょうから、私の妄想が外れていることを願いますが。
がんばれセブン-イレブン
さんざん色々と言ってきましたが、それもこれもセブン-イレブンが好きだからです。
このところ店舗オーナーとの営業時間の問題や今回の7payの件などでセブン-イレブンの好感度というか支持率というかそういったものが落ちてきているなんてことがネット上で記事になっています。
個人の趣味嗜好なので私の場合はという注釈つきですが、コンビニに行く際にどこに行こうかと考えたらやっぱりセブン-イレブンを一番に考えます。
なんといっても販売商品のクオリティが突出しているというか、特にお弁当などは他のコンビニを圧倒しているし、中でもサンドウィッチはその差が顕著で、コンビニ競合各社が必死になって研究しているはずなのに絶対的にセブンの方が美味しいと感じてしまいます。
そのような中、実際の店舗では満足度の高い状況にもかかわらず本業の優位性を脅かすようなこととなった今回の事件を教訓に、あくまで個人の想いではありますが、再度顧客目線に立って我々に安心と満足を届け続けてほしいとそう願っております。
