SIM 2 Fly
2018年は旅行時にとあるSIMカードを3回ほど利用した。
タイのAIS社が発行するトラベラーズSIM(プリペイドSIM)である。
具体的には『SIM 2 Fly』というもので、恐らく基本スタンスとしてはタイに住んでいる方々が諸外国へ旅行に行く際に使用するSIMカードというものだと思われる。
何故ならばこの記事執筆時には18ヶ国で使用することが出来るのだが、タイ国内では使用することが出来ないことからそのような推測に至った訳です。
スペック
利用可能国
- シンガポール
- オーストラリア
- ネパール
- マレーシア
- インド
- ラオス
- フィリピン
- カンボジア
- ミャンマー
- カタール
- インドネシア
- 台湾
- 香港
- マカオ
- 韓国
- スリランカ
- 中国
- 日本
の18ヶ国で使用可能。
使用バンド
- 【4G】2100MHz(B1)
- 【3G】2,100MHz(B1)/ 900MHz(B8)
にて利用可能。
各々の国で対応したキャリアの電波を掴んでくれるが、一部の国ではこれ以外のバンドも利用できる様子。(詳細は不明)
参考までに日本ではSoftbankの電波を掴みます。
但し中国に関しては4Gについても通常のFDD-LTEではなく、TD-LTE の
- 1,900MHz(B39)
- 2,300MHz(B40)
- 2600MHz(B38/B41)
を使用し、3Gは中国独自規格であるTD-SCDMAの
- 2,000MHz(B34)
- 1,900MHz(B39)
を使用する。
自分のスマートフォン (ASUS ZenFone3)はTD-LTEの該当バンドには対応しているが3GのTD-SCDMAには対応していないため、もし4Gの電波が落ちたら3Gではなく一気にGSMまで落ちることになり、そうなればデータ通信などはほぼ役に立たない状態になることを覚悟していた。(但し、北京の慕田峪長城を登った先でも4Gでサクサク繋がっていたので、さほど気にすることはないかも知れない)
尚、こういった場合に一番対応バンドが多いスマートフォンは自分の知り得る限りではiPhoneであり、このSIMの使用バンドに関してはTD-SCDMA を含めた全てのバンドに対応している。
使用日数
開通から8日間利用可能。
発行国基準でその日の24時までを1日とカウントする仕様ではなく、利用開始から24時間で1日とカウントしてくれるのでより有効に使用することが 出来る。
データ量
4GB利用可能。
利用可能日数内であれば4GB消化後も128kbpsで通信が可能とのことだ。
利点
日本でもSoftbank網で利用できるのが良いですね。
自分の場合、格安SIMの料金プランが従量制で月々のデータ通信料に応じて料金が変動する為、このSIMを旅行直前にセットして帰国後も8日間(192時間)経つまでそのまま利用出来るので、スマホのDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)環境を利用しながら、目一杯の期間データ通信に利用しています。
通常は帰国したら利用は終わりというケースが多いと思うんですけど、このSIMは期間なりデータ量なりを目一杯有効に使えるのはとっても魅力です。
過去の利用履歴
2018年1月
韓国で使用。
韓国はプリペイドSIMのコスパがあまり良くなく、且つ登録も面倒だったりするのでこのSIMを使用。
旅行の日数にもよりますが、モバイルルーターをレンタル するより安価で快適な通信が可能です。
以前の記事でも書いたのですが、決して爆速というほどではないけれど必要十分な速度で通信出来て、モバイルルーターを持ち歩かなくて 良いのはとっても魅力でした。
2018年GW
香港・マカオ・韓国で使用。
この3ヶ国において当該SIM1枚で全てデータ通信可能。
香港とマカオは中国と言えるのでしょうが、通信キャリアも各々大陸とは全く別物なので 敢えて3ヶ国と書いておきます。
尚、この時はAMC特典航空券の関係で往路の香港行きが北京経由だったんですが、この当時は中国での使用が出来ず(2018年7月から利用可能に)北京首都国際空港でのトランジット時に利用出来ませんでした。
トランジットカウンターや保安検査の大混雑もあって次のフライトの搭乗まで殆ど待ち時間もないような 状況だったので、実際にはこの時に空港内で通信環境を必要とすることはなかったことが幸いしましたね。
2018年11月
シンガポール・マレーシア・中国で使用。
この時も3ヶ国において当該SIM1枚で全てデータ通信可能でした。
まずはシンガポールへ向かう際に北京首都国際空港でのトランジット時に空港内で使用。
ご存知のように中国国内でのラウンジのWi-FiはInstagram・LINE・Google関連サービス等がことごとくアウトなので、このSIMで通信してそれらのサービスを利用した。
シンガポールでは街中での情報収集の他にGrabの利用などでも有効に使うことが出来たし、陸路でマレーシアのジョホールバルへ行った際もマレーシアの地元キャリアの電波をしっかりと掴んでくれて通常に利用することが出来ました。
また帰国時の北京でのトランジット時には時間が充分にあったのでタクシーを飛ばして万里の長城(慕田峪長城)へ 向かって観光を楽しんだのですが、万里の長城を登った先でも4Gでサクサクと通信出来ていましたね。
まとめ
自分の体験だけでも6ヶ国(6つの国と地域と言う方が正しいのでしょうか)で問題やストレスもなく快適に利用出来ました。
注意事項としては利用者のスマートフォンがまず SIMフリーであることは大前提として、念のため対応バンドを事前に調べておいた方が良いのではないかと。
特に中国は他の国や地域とは異なる方式を採用していることもあって
『結果的に通信できなかった』
なんてこともあるかもしれないから。
その他の国では4G・3GともにB1に対応していないスマートフォンを探す方が難しいくらいどの国でも 標準的なバンドなのでまず問題はないと思います。
もう一つ参考までに自分の環境下(ZeneFone3/ZE552KL:台湾版)では国を跨いだ際に起動したままだと電波をうまく 掴まないケースが多く、基本的には飛行機からの降機後などに必ず再起動させて電波を掴んでいました。
このSIMについては自分はAmazonで購入しますが、モバイルルーターをレンタルするより価格も安く、且つ身軽に色々な国で通信出来るので、数か国に跨って旅行する場合は勿論のこと、1ヶ国へ渡航する場合でも充分なコストパフォーマンスを発揮してくれるなかなかなスグレモノではないかと感じています。
まさに神SIMかも…って感じです。
最後になりましたが、この記事の内容がを皆様の旅行を少しでも豊かにすることに貢献出来たのであれば自分としては大変幸甚でございます。

