<前記事>
香港旅行記 2017年03月 “VOL.3”
3日目
海皇粥店
3日目のスタートも2日目同様にまずは朝食からで、ホテル近くにある
でお粥をいただく。
店舗は彌敦道沿いにあり、紫を基調とした店舗看板などは非常に分かり易く比較的簡単に見つけることが出来ると思います。

お粥だけではなくビーフンや油器(揚げパンの総称)の他に腸粉や飯物などもあり、朝食にはもってこいのメニューがズラッと並んでいてリーズナブルな価格と相まって現地の人たちも沢山食べに来ていて結構な賑わいだった。
何を食べようか迷ったけど、こういう時は代表的なメニューをと言うことで
『店の名を冠した一番代表的なものを食べてみよう』
と言うお決まりの日本人的発想で
『海皇一品粥』と言うトッピングが色々と入ったお粥のメニューをチョイスした。
お粥の中では値段も一番高いけど日本円で400円もしない程度の価格なので、さほど気になることもなく財布にやさしい価格設定となっています。

さて肝心のお粥はと言うとオーソドックスな白粥に魚の団子や切り身・鶏肉・油條(揚げパンの一種)・海老・カニカマなどが入っていてボリュームもある一方であっさりとした味が胃に染み渡る感じがして、朝食だけではなくて飲んだ後の締めにもピッタリだと感じるのは自分だけではないでしょう。
星光花園(ガーデン・オブ・スターズ)
朝食後は尖沙咀の東側にある
へと向かう。
ここは前日の夜にシンフォニー・オブ・ライツを見た場所なんだけど、今日の目的は映画スターの銅像や手形を見ることなのだ。
といっても香港映画の俳優をそれほど知っている訳ではなく、だれでも名前を聞いたことのある人くらいしか知らないけれど、充分に楽しむことが出来た。
自分たちの世代ではブルース・リー派とジャッキー・チェン派が割と分かれるんだけど、自分はブルース・リー派なので銅像は是非見て起きたいところだったのだ。

手形もいろいろあったけど、本当に無知でブルース・リーとジャッキー・チェンの他に名前を聞いたことがあるのはチョウ・ユンファとジェット・リーくらいしかわかる名前がありませんでした。


尚、もともとこれらは半島突端の星光大道(アベニュー・オブ・スターズ)に展示されていたのですが、改修の為に現在はガーデン・オブ・スターズに移設されていて、予定では2018年末くらいで改修が終了するようです。
糖朝でスイーツ
マンゴープリンと言えば糖朝、糖朝といえばマンゴープリンと言うくらい有名なお店ですが、実はスイーツだけでなく普通に食事をしている人が結構います。

もともとレストランですし当たり前と言えば当たり前なんだけど、日本人的にはやはりスイーツのイメージが強いかと。
行列するイメージを持っていたのだが、自分達が行ったときは午前中の中途半端な時間だったこともあり比較的空いていて待ち時間ゼロで席へ通された。
なんか周りでは食事をした後にスイーツを食べている風な感じの人たちが多くて、妻と
『スイーツだけ頼んでも良いんだよね』
なんて話しながらメニューを見て妻は普通のお汁粉とマンゴープリン、自分は豆腐のお汁粉とマンゴープリンを頼むと多分そんなの慣れっこなんでしょう、イヤな顔一つせず事務的にオーダーを聞いてくれた。
しばらく待つとお汁粉二種類とマンゴープリン二個が揃って到着し、目前に並べられた。

まずはお汁粉を一口食べてみると、甘さ控えめでいかにも日本人受けしそうなイイ感じで、結構量があるけれどこれだったら最後まで食べられそう。
一方のマンゴープリンも素材感を感じる素朴な味でこちらも人気があるのが分かる気がした。
甘いものをダブルで注文したけど、お茶を飲みながら割と簡単にペロッといけるのもこの店が評判の所以かも知れないですね。
澳門茶餐廳
糖朝でスイーツをいただいてから一気に火がついて更に何か食べたくなって来たので、すぐ近くの
へ向かった。
ここは本来マカオ料理を中心とした茶餐廳(気軽に入れるレストラン)なのだが、エッグタルトも有名らしいので一度食べてみたくなり足を運んだのだ。
店に着くとテイクアウト用の窓口みたいなところがあったので
『エッグタルト!』
と連呼していたら店の人に
『中に入れ』
的なことを言われ、店内で二個注文して支払いを済ませると簡易な包み紙にエッグタルトを入れてくれたので受け取って店を出た。
特に食べる場所もないので適当に近くの路上で頬張ったら、カスタードの甘い香りが口の中と鼻腔に広がり何とも言えない満足感に包まれ、気がついたらあっという間に完食していた。
参考までにここのエッグタルトは所謂焦げ目のついたマカオ式と呼ばれるもので、焦げ目のついていないタイプを香港式と呼ぶのだそうだ。

沾仔記
今日は朝から食べまくりなのですが、時間もお昼となりなにか食事をと考えるとそうですアレですアレ、そうワンタン麺です。
本日は九龍サイドを観光する予定だったのですが、急遽気が変わり香港サイドの中環へ渡り、駅を出てしばらく歩くと見えてきます
の看板が。

ここは『ミッドレベル・エスカレーター』のスタート地点に近い坂の登り始めの途中にあり、人気店のせいか行列もある程度は覚悟していたが、幸い5分程度の待ち時間で席へと案内された。
今さら敢えて言うまでもなく三日連続となるワンタン麺をオーダーすると、ごくわずかな待ち時間で目の前に器が運ばれてきた。

パッと見た印象は
『ワンタンがデカイ!』
前日と前々日に食べた店と比較してもワンタンの数量は各々4個に対してこの店は3個と1個少ないが、じゅうぶん一回り以上は大きい感じがする。
食べてみるとここのワンタンは海老がゴロッと入っているだけではなく肉の餡も入っていて、ジューシーさと食感のバランスも素晴らしい。
ワンタン麺の他に魚のつみれ麺と牛肉麺もあり、地元の人たちを見ているとそれらを追加でトッピングして食べている人も多く、次に行く機会があればワンタン麺に魚のつみれをトッピングして食べてみようと思う。
前々日に行った『麥文記麺家』や前日に行った『池記』そしてこの日食べた『沾仔記』どの店もさすがに人気店だけあって、とっても美味しくて全くハズレがありません。
まあ食については好みの問題なので食べる頻度は人それぞれでしょうけれど、香港に行かれる方は滞在中に是非一度はワンタン麺を食べてみてはいかがでしょうか。
ミッドレベル・エスカレーター
沾仔記でワンタン麺のランチを終えると
(またはヒルサイド・エスカレーターとも呼ばれる)へと来た道を少し戻った。
このミッドレベル・エスカレーターは全長800mと世界一の長さを誇り、高低差も135mあると言われているが、全長800mといっても途中で階段があったり踊り場があったりと直線で800mではないので誤解の無いようにお願いしたい。
元来というか今でも基本的には市民の足として動いているのだが、ジャッキー・チェンの映画に登場したことなどもあって観光名所としても注目されることになったようだ。
『100 Queen’s Road Central』(100QRC)というビルの上階が始点となっていて
『とにかく1回行ってみよう』
となり、延々と終点まで行ってみると・・・。
特になにもありません。(笑)
ただ始点直後のローカルな雰囲気からだんだんと登っていくにつれて西洋風の洗練された雰囲気になってきて、途中のソーホーと言われる地域辺りになるとBARで昼間から飲んでいる欧米人などが散見され、段々と雰囲気が変わってくる。
そして終点付近となる半山区(ミッドレベルズ)へ到達するとそれまでとは異なり店が殆どなくなって、高級住宅街らしい景色が広がってくる。
ちなみにこの半山区も香港のリッチ層が多く居住するエリアだそうで、いかにもそれっぽい住宅がかなり多く立ち並んでいるの認識出来る。
さて、自分達は一番上まで上がってきたけれどどうしようか、これから来た道を階段で下まで降りるのもなあなんて思っていたら・・・。
神の救いか『中環行き』と表示されたミニバスがやって来たので慌てて手を挙げてバスを止め、妻と二人で飛び乗った。
深水埗
ミニバスで中環駅まで行きそこからMTRに乗り
で下車。
特に用はないんだけど、一度はこの喧噪を味わいたくなり下車後は徒歩すぐの鴨寮街へ。

ここ鴨寮街は深水埗のメインストリートと言えるのだろうけど、随分洗練されてきたアジア各地域の中でも未だにまだカオスな雰囲気が漂っているというかなんというか自分的にはとっても好きな感じの場所です。

青空マーケットと言えばそうなんでしょうけど、ここは携帯関連やSIMの他に電気部品なども販売されていて、ある程度ちゃんとした商品を売っている店もあれば
ほぼジャンク屋同然の店もあり『誰がこんなもの買うの?』と思う商品を置いている店もたくさんある。
自分はいつまでも見ていられるけど妻の方は全く興味ナシなので、特に目当てのものがある訳ではないので色々な店を覗きながらブラブラと一時間くらい散策した。

興味が湧くものもないわけではなかったけど、わざわざここで今買わなくてもと思ったので結局何も買わずに深水埗を後にした。
許留山
夕方になり朝から一日観光していた疲れが出て来たので、尖沙咀に戻り『許留山』でスイーツを食べることにした。
この許留山は香港中どこに行ってもあるって感じでホントにそこらじゅうで店舗展開をしている。
店を覗くとたまたま空席があったので入ってみるとマンゴースイーツの盛り合わせ的なメニューがあったのでそれを注文してみた。

支払いの後は疲れもあって座席に『ドカッ』と座る感じで腰を下ろしていると間もなく注文した商品が運ばれてきたので、それを食べながらしばらくの間ゆっくりと休憩して夜のイベントに備えた。
シンフォニー・オブ・ライツ再び
前日のシンフォニー・オブ・ライツが不完全燃焼だったこともありもう一度リベンジなんて考えていて、この日の午前中にガーデン・オブ・スターズでブルース・リー像や香港映画スターの手形などを見に行った後、糖朝へスイーツを食べに行く前にスターフェリーの乗り場へ行ってチケットブースへ立ち寄り、シンフォニー・オブ・ライツのナイトクルーズに空きがあるかどうか尋ねると
『空いているよ』
とのことだったのでこの時に二人分のチケットを購入していたのです。
尖沙咀をブラブラと見て廻っているうちにそろそろ集合時間が近づいて来たのでスターフェリーの乗り場へと急ぐと、既に同様の観光客がいてなんとなくそういう雰囲気だったので自分達もその中で乗船時間を待った。
そしてしばらくすると乗船が開始され、皆それぞれ船に乗り込んではガラスでカバードされた2Fの椅子に座るものやオープンスペースの1Fに陣取るものなど各々自分の思う鑑賞スタイルで出航の時を待った。
シンフォニー・オブ・ライツは20時から開始なのでちょうどその時間にヴィクトリアハーバーの真ん中にいる様、タイミングを計って少し早目の時間に船は港を離れた。

そして20時、前日は聞こえなかった英語でのアナウンスが始まり色彩煌めくライトアップショーが始まった。

海上にいる自分達の目の前で繰り広げられる近距離でのライトアップショーは前日とは異なって見え、感動的な景色と素晴らしい時間が過ぎていく。

また、昨日は見ることが出来なかった九龍サイドのライトアップなどもあり
『ああチケット買って良かった』
と心からそう思った。


その後も船はゆっくりとヴィクトリアハーバーを巡航し、約1時間後の21時頃に尖沙咀側の乗り場へと戻ってきた。
まあ人の価値観は多様なので、体験後にどう思うかは人それぞれだと思うけど興味を持った方はシンフォニー・オブ・ライツの一つの楽しみ方としてナイトクルーズも一つの選択肢に入れてみるのも良いかも知れません。
参考までにチケットを現地購入した場合ざっくりとですが日本で手配していく場合の約3分の2くらいの金額で購入することが出来ました。
ただこの場合は満員でソールドアウトの場合は対応が難しいので、行ってみて売り切れとかイヤだなと思う方は
などで事前手配しておいた方が予定も立て易く、日本円で決済も出来るのでいろいろと便利ではないかと思うので、各人それぞれのスタイルで楽しんでいけば良いのではないかと思います。
翠華茶餐廳
時間も21時を過ぎておなかも空いていたので、尖沙咀の
で夕食。
席についてメニューを広げ、海老炒麺XO醤添えと海老玉子炒飯そしてビールを注文。
もう一つフレンチトーストっぽいパンのメニューがあったのでそれもオーダーしたら『メイヨー(無い)』とのことだったのであきらめてその二品で良しとした。
少し待っていると料理が順番にテーブルへと届き始め、それぞれ食べてみると結構イケて日本人的には多分好みの感じの味付けじゃないかと思いますね。

まあそれにしても3日連続で食べ続けた海老ワンタン麺といい、海老炒麺XO醤添えと海老玉子炒飯といいまさしく海老尽くしの3日間でした。
ちなみにここの店は朝早くから夜遅くまで営業していて、味も良く且つ価格もリーズナブルなのでなかなか使い勝手の良い店ではないかと思います。
女人街
夕食後は香港最後の締めとして
を散策。
特に何か欲しいものがある訳じゃないんだけど、午後に行った深水埗の鴨寮街と同様になんとなく引き寄せられるように行ってしまう。

今回は尖沙咀から旺角までMTRで移動して、女人街を南下しながら油麻地駅の北東側まできてホテルへと戻るルートにしてみた。
なんかTシャツでも良いのがあれば買ってもいいかなくらいの感じで見歩いていたんだけど、結局のところ決め手になるようなものも無くて何も買わずに女人街の散策を終えた。
女人街を南に抜けた油麻地側の店で売っていたちょっと硬めのワッフルみたいな食べ物に練乳とカスタードクリームをかけたのがあって、歩きながら食べたそれがなかなか美味かったのが何故か印象に残っている。
香港の夜はまだまだなんだろうけど夜遊びする年でもないし、疲れもあったのでそのままホテルに向かって歩き、これまたいつものようにコンビニでビールとつまみの軽いスナックを買って、充実の香港3日目を終えたのだった。

