イントロダクション
2017年6月14日に B’z の 53rd Single
がリリースされた。
自分の場合、基本的に普段聴きは洋楽メインで邦楽ロックやJ-POPなどはあまり聞かない(全くと言う訳ではない)方なのですが『B’z』については例外というか随分昔から永い間聴き続けている。
最初のキッカケは何だったか覚えていないけど、昔のCD全盛時代(いい時代でした)に初めて聴いてからその情感たっぷりのヴォーカルと叙情的なギターに暫くの間はどっぷりとハマった。
初めてライブ(B’z的にはLIVE-GYM)に行ったのは1991~1992年にかけて行われた『IN THE LIFE』のツアーで、会場は確かキャパ3,000人にも満たない『山梨県立県民文化ホール』だったが、思い返すともう25年以上も前となる。
当時は色々と緩くて、近くの駐車場に車を止めた後に少し早めに会場に行ってみると、何やら裏口近くの方に数人いてどうやら『入り待ち』をしている様子。
特にすることもないし自分達も好奇心半分で同様に待っていると、当時のサポートメンバー
『明石昌夫・田中一光・広本葉子』
の3人がクラシックカーみたいな車で来場し、3人同時に会場に入った。
その後ベンツに乗った
と更に遅れてBMWに乗った
が会場入りするのを間近で見たり出来たような時代だったのは懐かしい思い出。(敬称略)
そんなこんなで随分と前から聴き続けているB’zが2017年6月14日にニューシングルをリリースしたので、超個人的な感想を記してみたいと思う。
53rd Single – 声明 / Still Alive
まず、1曲目の『声明』と2曲目の『Still Alive』がダブルAサイドとなっていてこれは『イチブトゼンブ / DIVE』以来。
発売形態は
の3形態となっているが、各タイプでの収録曲に変わりはなくDVDやオリジナルグッズの有無が相違点となっている。
尚、シングルのリリースは52nd Singleの『RED』から約2年振りとなっており、発売初週にオリコン1位となったことで通算1位獲得作品数と連続1位獲得作品数を『49作』と伸ばしたが、まあこれはアイドルのCDなどの関係もあり将来的にどうなるかはわからないけど、現在の音楽界におけるこれらの数字は一定の評価をしても良いのではないかと思っている。
それでは以下にそれぞれの曲について私感を述べたいと思う。
声明
【UCC BLACK無糖 TVCMソング】
イントロでまずバンド感を感じさせる入りからの粘りのあるギターリフが印象的な一曲。
テレビのCMで耳にした人も多いと思うけど、覚えやすいメロディが耳に残る反面、ヘビィなリフがヴォーカルに絡みつき何とも言えないグルーブ感を醸し出していて自分的には結構好きな感じの曲。
超感覚的な表現をすれば『ドライブ(自動車ね)にぴったり』って感じかな。
メロディアスなB’zが好きな人にはちょっと抵抗あるかも知れないけど、ここ暫くの方向性というか邦楽感の無いB’zと言ったら言い過ぎでしょうか。
Still Alive
【ドラマ「A LIFE~愛しき人~」主題歌】
うーんこの曲はこのCDの曲で一番世間的に言われるB’zっぽいと思った。
まず曲のメロディがストレートで90年代後半から2000年台前半のシングルを思わせる展開など往年のファンも納得の一曲って感じじゃないかな。
自分的には曲頭のヴォーカルの後、四つ打ちのドラムとドライブ感溢れるギターのリフがお気に入りでコード進行なんかも昔を思い出させるような展開なので、聴いていて安心できるしギターソロのタッピング部のフレージングも好みの感じ。
カラオケで歌うなら
『コレしかないでしょう!』
って感じのB’z的王道ソングになっていると思います。
世界はあなたの色になる
【映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」主題歌】
『声明』や『Still Alive』とは対照的にダークな雰囲気漂うバラード。
『名探偵コナン』にホントに合うのかって心配になるくらいなんだけど『純黒の悪夢』ってサブタイトルだからまあいいかなんて勝手に納得。
曲の方は昔のようなメロディラインとは異なり『5th』や『9th』っぽい音を多用(感覚的表現なので間違っていたらゴメンナサイ)した感じでそれがダークな感じを一層引き立てていて『憂いのジプシー』などのメジャー系バラードとは対極に位置すると言えば良いでしょうか。
個人的感想を言えばワウの効いたギターとCメロの展開がたまらない感じで、このCDの4曲で『起承転結』を表しているのならまさしく『転』だなあと思う一曲です。
フキアレナサイ
【映画「疾風ロンド」主題歌】
聴いていて最初はなんとなく『なんかアルバムに入ってそうな曲だなあ』と思っていたら、サビではばっちりと『やっぱりB’zのシングルでした』ってっ感じの曲。
展開がドラマチック且つダイナミックな曲で、これぞB’zというか洋楽の重厚さと邦楽の繊細さを各々クローズアップさせたような展開は得意のパターンではないでしょうか。
自分の感覚では聴き込んでいく内にどんどん好きになっていくタイプの曲で、気がついたらこのCDの中で一番好きになっているかも。
あと歌詞がすごく良くて、映画「疾風ロンド」の主題歌ということはわかるんだけど『フキアレナサイ』なんてタイトルをどうやったら思いつくんだろうって、ただただその発想には敬意を表さずにはいられません。
アウトロ
今回の53rd Single『声明 / Still Alive』については2年振りの新曲リリースということもあり、ファン的には『待ちに待った』感でいっぱいだったはずだが、そのような状況下においてもいい意味で期待に応えてくれたと評価できるのではないかと思う。
『あぁ~そう来るか』的な『良い意味での期待を裏切る感』はなかったけど、暫くぶりなB’z感を感じられて
『やっぱりこれだよこれ』
って思った人も多いはず。
松本さんのギターのトーンについてはいつもよりフロントピックアップの使用頻度が少ない感じがするものの、より艶っぽいと言うか円みのある音に感じたし、稲葉さんのヴォーカルは相変わらずだけど、加齢を感じさせない声のハリや声域の維持などは並大抵のケアでは無し得ないと思う。
久しぶりにリリースされた新曲を聴き、改めて日本のトップに君臨する二人組の底力を見せつけられたような気がしたシングルだった。


